arasan1951’s blog

69年間の人生の叡知!森羅万象に物申す

2020-01-01から1ヶ月間の記事一覧

時速23.78キロ、速いのか、遅いのか?

先日、久々にロードバイクに乗って、荒川まで往復してきました。 往復20キロを、時速23.78キロでした。 普段はホールディングバイクに乗っていて、だいたい時速17〜18キロというぐらいのスピードで、近所を乗り回しています。 寒くなると、どうしてもウェア…

CATSを観てきました!

グランドサンシャインシネマで、いま話題のCATSを観てきました。 ロンドンの裏町を舞台にした、ネコたちの、一夜限りのお話ですが、歌も踊りもとても素晴らしかったです。 特にメークと衣装が素晴らしく、口ひげの一本一本が、表情に合わせて、リアリに動く…

人は生まれながらに美人がわかる!?

自分は美しいと思っているのに、人はどうなんだろう? でも大抵の場合、自分が美しいと思ったものは人もだいたい美しいと思うようです。 実存主義だけが、「俺を好きになった人が世界一の美女」などとひねくれたことを言っていますが、これとても、内心では…

芸大保健センターの顕微鏡の中の胎児の顔

オイルショックの中、ようやく就職した小さな出版社の社長に連れられて、初めて訪れた芸大保健センターの三木成夫先生は、挨拶もそこそこに、私を部屋の片隅に置いてある顕微鏡の前に連れて行きました。 そこには何人か、美術学部の学生がいて、顕微鏡の中を…

天王洲アイルの野球場

今はIT企業がひしめく、東京モノレールの天王洲アイル駅ですが、私が子供のころは、この辺一体は海の中で、丁度、海と陸の境目でした。 モノレールも建設中で、世はまさに東京オリンピックに向けて、突貫工事の真っ最中でした。 以前、この東京モノレールの…

57歳の一人旅

今私は娘と孫と3人で暮らしていますが、どういう訳か、57歳の時に、伊東の海へ一人旅をしました。 というのも、本来であれば、家族みんなで海に行くはずだったのですが、娘の都合が悪くなり、旅行はやめよう、ということになったのですが、私は何故だか気が…

精神病院の鉄格子

人生にはよい想い出だけでなく、できることなら思い出したくない想い出というものがあるものです。 私の場合は、これが多すぎて、時々胸が苦しくなることがありますが、そんな経験をくぐり抜けて来たからこそ、今の平穏な暮らしがあるのであり、今もし私と同…

美とは何だ?!

昔、時間のある時に、岩波文庫で、カントの『純粋理性批判』というのを読みました。 ただし、とても難しくて、半年かかって、やっと4分の1を読み終わったに過ぎません。 内容的には、「先験的感性論」という部分で、ここに先日お話しした、認識のコペルニク…

百合ちゃん、優しさの温もり

生後半年後のことを覚えている、と言って兄にたしなめられた、と書きましたが、これもまた、私の中のとても古い記憶です。 私が幼少の頃、私の家の近くに、島崎さんという、母娘二人だけで暮らす家庭がありました。 娘は百合ちゃんといって、その当時十代後…

草原の中のライオン!

見えない敵の喩えだそうです。 生い茂る草の中に身を潜ませて狩をするライオン。 普通の人には全く見えません。 でも、私にはくっきりと見えます、多分。 コンクリートの上に書かれた赤鉛筆の文字は全く見えませんが、草原の中のライオンならはっきりと見え…

鳥はさえずり、人は歌う!

幸福とは何ですか? 突然聞かれると、答に窮してしまいます。 ですが、哲学者の三木清によると、「幸福とは表現的なもの」だそうです。 表現的とは、心の内に隠しておけない、あるいは、誰かに言いたくて仕方ないとか、知らず知らず口ずさんでしまう、とか。…

明治生まれの父と母

私の父は明治40年、母は明治44年生まれです。 令和の今にあっては、昭和すら、縁遠くなってしまいましたが、ましてや、明治などというと、気が遠くなるほどの大昔であります。 しかし、その明治生まれの両親から生まれた子にしてみれば、やはり、明治という…

記憶の中の品海橋

ひんかいばし、と読みます。 今はもう何処にもない、私の記憶の中だけに存在する、思い出の橋です。 私は品川の東品川というところに生まれたのですが、当時は品川には遊郭があり、海苔の養殖を中心とした漁業が盛んで、品海橋はちょうど、その旧東海道の宿…

コンクリートの上の赤い文字

判じものではありません。 そのまま、コンクリートの上に赤鉛筆で書かれた文字は、私には読めない、ということです。 昔、早稲田に通っていた頃、兄の経営する土木会社でアルバイトをしていました。 ある日、機械を設置するための芯だしを基礎のコンクリート…

生まれて半年後の記憶

三島由紀夫は自分が生まれた時のことを覚えている、と言いましたが、私はそこまではいかないものの、生まれて半年後のことを鮮明に覚えています。 通常、人間の記憶は生まれてから3年後ぐらいから始まると言われているので、あるいはこれは私の思い違いかも…

生命のコペルニクス的展開!

コペルニクスはイタリアの天文学者で、それまでの天動説に代わって地動説を唱えた人です。 ドイツの哲学者カントは、認識のコペルニクス的展開を掲げて、認識するものが人間の感性に働きかけてくるのではなく、人間が認識力を認識するものに照射して認識とい…

見ている自分を意識する

クロス・メディア・パブリッシングから出版された『デジタル・エイプ』という本の中に、「見ている自分を意識する自分」、つまり、今自分は花を見ている、ということを意識する動物というのは人間だけだ、ということが出てくる。 この意識、あるいは自我と言…

人に乗っているのは命

自転車に乗っているのは人間、では人間に乗っているのは何?と、以前問いかけましたが、人に乗っているのは命です。 皆さんは多分、魂と考えた方が多かったのではないかと思いますが、正解は命でした。 そして我々の体を乗りものとしている、この命は不死な…

サラリーマンは人口の一割になる!

ピーター・ドラッガーは名著「ネクスト・ソサエティー」の中で、産業革命の勃興により、農業人口が人口の9割から1割に激減したように、IT革命の進展により、工場労働者の人口に占める割合も1割を切る時代が来る、と言ったが、いよいよそんな時代が来るのかも…

胃腸内視鏡検査終了、全て良し!

胃カメラと大腸の内視鏡検査が終了して、全て異常なしのお墨付きをいただきました。 今回はこれに腹部エコー診断も受けて、肝臓にやや脂肪が付いているものの、ほかは全く異常なしとのことでした。 今から10年ほど前、排便時に血が混じるようになり、便も何…

俺を好きになってくれる人が世界一の美人!

昔、早稲田に二戸田六三郎という、宗教学の名物教授がおりました。 定年までわずかというくらいの歳で、頭ははげ上がり、風采も上がりません。 ところが授業はいつも超満員で、入りきれない学生が教室の外でとぐろを巻いています。 二戸田先生は授業を「一席…

コペルニクス的展開!

コペルニクスはルネッサンス期の天文学者で、地動説を唱えた人です。 ドイツの哲学者カントは、このコペルニクスに倣って、認識のコペルニクス的展開を提唱します。 すなわち、認識とは認識する対象が人間の感覚に飛び込んでくるのではなくて、人間が自分の…

生命の記憶は原形質にあり

三木成夫の生命観によれば、生命の記憶は原形質(細胞を形成する物質)にあります。 人間の記憶は脳にありますが、それはその個体がこの世に生を受けて以来のわずか数十年の記憶です。 これに対し、原形質の記憶は地球に生命が誕生した悠久の昔から、数十億…

エジソンタイプとは?

三木成夫先生によると、人間はその個体発生時に、宗族発生の面影を引き摺ってこの世に生まれてくる、とのこと。 何の面影を引き摺ってくるのかを調べるには、自分の睡眠パターンを調べればいいという。 エジソンはその睡眠パターンから、1日を2度生きるネズ…

MacはMacの代わり

Mac3台で仕事をしている、と書きましたが、その役割はというと、MacはMacの代わりです。 というと、何のこっちゃ、と思われるかもしれませんが、文字通りその通りです。 Mac3台のうち2台がメインマシンで、1台がMacBookで外出時の持ち出し用です。 Dropboxと…

健康をウォッチ、アップルウォッチ

我が家にMac3台とWindowsが1台という話はしましたが、付け加えると、iPadminiとiPhone、それにApple Watchがそれぞれ1台ずつあります。 見事に、スティーブ・ジョブズにしてやられた感がありますが、してやられたにしても、私はとても満足しています。 考え…

悟りとは見ること

宗教的な印象を持って貰いたくないので、この問題については、出来るだけゆっくり語って行きたいと思います。 初めにお断りしておきますが、私は如何なる既存の宗教、及び新興宗教の門徒でもありませんし、教祖でもありません。 ただ、文学とか芸術という中…

無事46キロを走破!

昨日は、我がギターの師、篠原正志と伊東福男のフリーバーズコンサートが、蒲田のアプリコ小ホールで催され、私も、池袋から自転車を飛ばして駆けつけました。 コンサートは盛会で、若手の岡本拓也と松澤結子ちゃんも出演して大いに会を盛り上げました。 新…

人の体は、魂の乗る乗り物か?

私は毎日自転車に乗るサイクリストです。 愛車のメンテナンスは必須で、ベアリング、ブレーキ、変速機、等々、毎日気がつけば最善の状態に維持しています。 同様に、体調も、朝起きてストレッチ、筋トレ、ラジオ体操、昼食後のサイクリング、寝る前のラジオ…

iMacは高級スピーカー

Macで一番驚いたのは、当時使っていたiMacの音質が、めちゃくちゃ良かったことです。 当時はパソコンに市販のスピーカーを繋いで、音質を聞きながら仕事をするというのが一般的なスタイルだったのですが、ある時、聞き慣れない音質が隣の部屋から聞こえて来…