arasan1951’s blog

69年間の人生の叡知!森羅万象に物申す

明治生まれの父と母

私の父は明治40年、母は明治44年生まれです。

令和の今にあっては、昭和すら、縁遠くなってしまいましたが、ましてや、明治などというと、気が遠くなるほどの大昔であります。

しかし、その明治生まれの両親から生まれた子にしてみれば、やはり、明治というのはとてつもない存在でした。

昭和2年、23歳になった父は、半農半漁の次男坊だったため、望まれて親戚の自作農の家に婿に入りますが、その家の後添い(母の継母)に男子が誕生したため、母と二人、当時日本の領地であった朝鮮に警察官として渡ります。

そこは今、北朝鮮の核施設があると言われているニョンビョン、当時の呼び名がネイヘンです。

そこで、下男、下女付きの何不自由ない暮らしを10年近くしたあと、戦争がひどくなる前に、日本に帰って来ました。

その間、鴨緑江を挟んだ満洲馬賊の討伐や、南京鎮圧など、様々な武勇伝を我々子供たちにも聞かせてくれました。