草原の中のライオン!
見えない敵の喩えだそうです。
生い茂る草の中に身を潜ませて狩をするライオン。
普通の人には全く見えません。
でも、私にはくっきりと見えます、多分。
コンクリートの上に書かれた赤鉛筆の文字は全く見えませんが、草原の中のライオンならはっきりと見えます。
先日、NHKスペシャルで、ある仮説が紹介されていました。
男子の中におよそ5%の割合で出現する色覚異常は、およそ100万年前に人類が森を捨て、草原に進出した時に、草原に潜む敵を見分けるために生まれたものだ、というのです。
5%は20人に1人の割合です。
狩をするグループに1人、草原の中で見えない敵を見張る人間が配置される。
私はこの仮説にとても心を動かされました、そして長い長い呪縛から初めて解き放たれたように感じたのです。