人に乗っているのは命
自転車に乗っているのは人間、では人間に乗っているのは何?と、以前問いかけましたが、人に乗っているのは命です。
皆さんは多分、魂と考えた方が多かったのではないかと思いますが、正解は命でした。
そして我々の体を乗りものとしている、この命は不死なのです。
地球上に初めて生命が誕生した数十億年前から今に至るまで、命は連綿として途絶えたことがありません。
というのも、生命の誕生の仕組みを考えてみてください。
雄の精子と雌の卵子が、結びついて、新しい生命が誕生しますが、この精子と卵子というのは、もともとそれぞれの母体の細胞であり命でありました。
つまり人間は生殖という行為によって、自分の命そのものを次世代に繋げているのです。
したがって、人間という個体は不死ではありませんが、命は不死なのです。今現在、この世に生を受けたありとあらゆる生物は生命誕生以来何十億年という時を生き続けている命なのです。