コペルニクスはルネッサンス期の天文学者で、地動説を唱えた人です。
ドイツの哲学者カントは、このコペルニクスに倣って、認識のコペルニクス的展開を提唱します。
すなわち、認識とは認識する対象が人間の感覚に飛び込んでくるのではなくて、人間が自分の認識力を相手に照射して認識するということなのだ、と。
これは実に画期的なことで、ここから実に様々な近代科学が生まれてきます。
細菌などというものも、顕微鏡が発明されるまでは、この世に存在しませんでした。
そう考えると、この世には、我々の認識力がまだ到達しない未知の存在が無限にあるのかもしれません。