人生に「コマンドZ」があったなら!
「コマンドZ」とはMacのキーボードで、正しくは「⌘+Z」です。
直前の操作を元に戻せる魔法のキーで、Windowsでは、「コントロール+Z」です。
データの削除等一部の操作を除き、Mac上でしているほぼすべての操作が「⌘+Z」の対象です。
これはとても便利な機能で、いまや、これなくしてMacは使えない、と言ってもいいほどです。
この「⌘+Z」を使いながらいつも、人生にも「⌘+Z」があったらなぁ、と思います。
私の場合、人生のいろいろな局面で、もし「⌘+Z」が使えたら、どれほど私の人生は変わっていたでしょう。
しかし、ちょっと待ってください。
ひょっとすると、私という存在そのものが、人類にとっては「⌘+Z」の対象なのかも知れません。
私のような存在は、人類にとってあるいはなかったことにした方が良いのかも知れませんから。
そこまで考えて、ふと私は思いました。
いや、そうではなくて、人類そのものが、全生命から見たら、「⌘+Z」の対象なのかも知れません。
ある日、何ものかが人類に対して、「⌘+Z」を発動したら……?
キーボードの上の私の指が、「⌘+Z」を押そうとして、痺れたように動かなくなりました!?