arasan1951’s blog

69年間の人生の叡知!森羅万象に物申す

美とは何だ?!

昔、時間のある時に、岩波文庫で、カントの『純粋理性批判』というのを読みました。

ただし、とても難しくて、半年かかって、やっと4分の1を読み終わったに過ぎません。

内容的には、「先験的感性論」という部分で、ここに先日お話しした、認識のコペルニクス的展開が語られています。

カントはこれに続けて、「美とは何か?」という問題を提起していきます。

私はたしかにこれを美しいと思う、けれども、他の人がこれを私と同様に美しいと思うと、どうして証明できるのか?

美が我々に飛び込んでくるのではなくて、我々の認識力を照射するのだから。

その認識力が万人が同じとどうして証明できるのか?

一人ひとりがそれぞれ違うのだから、人類共通の美など存在しないはずではないか?

さて、皆さんはどうお考えになりますか?