arasan1951’s blog

69年間の人生の叡知!森羅万象に物申す

2020-01-01から1年間の記事一覧

山巓の風、雲、自由!!

自転車乗りの間では、ヒルクライムと言って、峠を攻めることに生き甲斐を感じている輩がいます。 国内にはヒルクライム専門の競技会もありますし、ツール・ド・フランスでも、アルプス越えは大会の花です。 ですが、このヒルクライム、見るとやるとでは大違…

馬場下の三朝庵がコンビニになってしまいました!

毎年大晦日には、馬場下の穴八幡にお詣りして、御守りをいただいて来るのが恒例になっていて、その際、交差点の向かいにある、三朝庵というお蕎麦屋さんで年越し蕎麦をいただいて帰ってきておりました。 この三朝庵というお蕎麦屋さんはとても古いお蕎麦屋さ…

ブログは文学か?

はい、文学です。 なぜなら文学はレトリック(修辞学)だからです。 修辞学とは言葉を飾る学問、美辞麗句も修辞学ですが、完結な文章も修辞学です。 ブログは文学には違いないのですが、別の側面、情報の伝達・共有という面もあり、普通はそちらの方の用途の…

悟るとは、目が開く、という意味!

またまたチコちゃんふうに言うと、悟りって何? よく偉いお坊さんが、一瞬にして悟りを開いた、と言いますが、それではこの悟りを開くとはどういうことなのでしようか? 迷いも何も打ち払って、宇宙の真理に到達したのでしようか? 悟りという意味のサンスク…

いとこ6人のうち、生き残ったのは一人

もうすぐ3月11日ですので、それに関連した話題を一つ。 私の父と母は共に福島県相馬市の出身で、共に同じ苗字でした。 つまり、次男坊だった父は見込まれて、親戚の家に婿に入ったというわけです。 私は兄弟も多いのですが、いとこも福島に6人おりました。 …

倒れる前のリハビリ?!

脳梗塞などで倒れた後に行うのがリハビリ。 では、倒れる前のリハビリとは何でしょう? それは自分が倒れたと思ってするリハビリです。 リハビリである以上、仕事が忙しいと言って、休むわけにはいきません。 リハビリは毎日きちんとやらなければなりません…

遥かなる海の呼び声!

遥かなる山の呼び声ではありません。 70年近く人生を生きて来ると、時々不思議なことがあります。 今から10年ほど前、私は大腸癌が見つかって手術をして、危ないところで命拾いをしたのですが、その時病院に行ったきっかけが、57歳の一人旅だったのです。 後…

文学って何?

今流行りのチコちゃんふうにお聞きします。 文学って何? そして文学部って何? 大学に通っていた頃、必ず人から言われました。 「先生にでもなるのか?」 私は曖昧に笑うだけです。 正解は、文学とはレトリック(修辞学)です。 昔、遠藤周作がフランスに留…

早稲田大学第一文学部というところ

1970年早稲田大学第一文学部に入学しました。 学生番号は370Tが頭につく番号だったと思います。 1年浪人していたので19歳でした。 高校は都立田園調布高校です。 予備校にも行かずに早稲田大学に入ったので、高校の先生たちもびっくりでした。 大学3年の時に…

6転び7起き、今のところ!

よく人生7転び8起き、と言いますが、今のところ私の人生は6転び7起きです。 7転び8起きは人生の例えで、どんな艱難辛苦に遭っても、諦めずに頑張れ、ということなのだと思いますが、わたしの場合は、例えではなく、実際の挫折体験が6度もあったということで…

エジソンタイプ

先日NHKの「偉人たちの健康診断」という番組でエジソンが取り上げられていました。 その中で、エジソン本人がインタビューに答えて、「自分は生涯45年間、人の倍働いて来た、つまり90年間働いて来た」という場面がありました。 これを聞いて、私は「自分もそ…

6人兄弟のうち二人存命!

事故の記録ではありません。 私の兄弟の実態です。 私は6人兄弟の末っ子として、昭和26年2月7日に生まれました。 そう、今日は私の69歳の誕生日です。 その時、父親は44歳、母親は40歳でした。 当時としては、相当な高齢出産です。 父親は私に対して、よく、…

天王洲アイルの先に広がる広大な砂地!

今は品川埠頭となっている一体、入国管理事務所のある一体は、埋め立て地で、私が小学校低学年の頃は、まさにその埋め立て工事が真っ最中でした。 今は天王洲アイルと呼ばれる辺りから、何本も太いパイプが沖合いに伸びて、その先から土砂を含んだ真っ黒い海…

PAGE2020に行って来ました!

PAGE2020に行って来ました。 これは日本印刷技術協会の主催で、毎年開かれている、最新の印刷機材展です。 引退する前のサラリーマン時代から、ずーっと通った思い出の展示会ですが、行ってびっくり、かつてのオフセット印刷主体の大型機材は全く影を潜め、…

ナイチンゲールは3度神に会った!?

近代看護の創始者として有名なナイチンゲールは、生涯に3度神に会ったと言われています。 神に会うとはどういうことなのか? それは仏教でいう、悟りのようなものなのか、違うのか? 釈迦は35歳のときに、樹下正覚と言って、悟りを拓いたとされています。 そ…

三木成夫記念シンポジウムが本になりました!

吉本隆明にして、もっと早く、その方法論を知っていれば、と言わしめた、稀代の解剖学者、三木成夫。 お亡くなりになって、はや20年以上が過ぎようとしていますが、その業績は今なお高く評価され、平凡社の『三木成夫』に続いて、哲学堂から「三木成夫記念シ…

江戸前クジラ、東品川に眠る

これもまた、大昔の話で、私がまだ小学校に上がる前の話、昭和で言うと、昭和20年代後半から30年代前半の話です。 旧東海道から降りて来て、品海橋を渡ってすぐ左に曲がると、弁天様の小さな神社があります。 子供たちのいい遊び場で、朝から晩まで、誰かし…

色覚異常は人類の叡知!?

コンクリートの上の赤鉛筆の文字は見えないけれど、墨絵の濃淡は立体的に浮き上がって見える。 森の木の実は見えないけれど、草原のライオンは遠くからでもくっきりと見える。 これが、赤緑色覚異常の人のものの見え方です。 ある仮説によると、これは人類が…

練馬区の天然温泉、松久湯

お風呂が好きで、時間ができると、近くの銭湯に行きます。 中でも練馬区の桜台駅近くの松久湯は、とてもお気に入りの場所です。 100%天然温泉掛け流しが、普通の銭湯の料金で入れるのですから、たまりません。 昨日は初めて、ホールディングバイクで彩湖ま…

走りながら考える

ゆっくり落ち着いて考えろ、とよく言われますが、これは半分当たって、半分外れています。 ゆっくり落ち着いて、というのはいいのですが、そのあとそこにじっとしていてはいけません。 脳は外部からの刺激が少ないと、次第に情報処理の量を少なくしていき、…

もうすぐ69歳

今年に入って始めたブログも、はや1ヶ月が過ぎました。 気がつけば、あとわずかで私の誕生日です。 毎年、よくもまあ、こんな寒い時期に生まれてきたものだ、と感心してしまいます。 私の誕生日は2月7日。 水瓶座です。 ちなみに血液型はB型で、干支は兎年…

時速23.78キロ、速いのか、遅いのか?

先日、久々にロードバイクに乗って、荒川まで往復してきました。 往復20キロを、時速23.78キロでした。 普段はホールディングバイクに乗っていて、だいたい時速17〜18キロというぐらいのスピードで、近所を乗り回しています。 寒くなると、どうしてもウェア…

CATSを観てきました!

グランドサンシャインシネマで、いま話題のCATSを観てきました。 ロンドンの裏町を舞台にした、ネコたちの、一夜限りのお話ですが、歌も踊りもとても素晴らしかったです。 特にメークと衣装が素晴らしく、口ひげの一本一本が、表情に合わせて、リアリに動く…

人は生まれながらに美人がわかる!?

自分は美しいと思っているのに、人はどうなんだろう? でも大抵の場合、自分が美しいと思ったものは人もだいたい美しいと思うようです。 実存主義だけが、「俺を好きになった人が世界一の美女」などとひねくれたことを言っていますが、これとても、内心では…

芸大保健センターの顕微鏡の中の胎児の顔

オイルショックの中、ようやく就職した小さな出版社の社長に連れられて、初めて訪れた芸大保健センターの三木成夫先生は、挨拶もそこそこに、私を部屋の片隅に置いてある顕微鏡の前に連れて行きました。 そこには何人か、美術学部の学生がいて、顕微鏡の中を…

天王洲アイルの野球場

今はIT企業がひしめく、東京モノレールの天王洲アイル駅ですが、私が子供のころは、この辺一体は海の中で、丁度、海と陸の境目でした。 モノレールも建設中で、世はまさに東京オリンピックに向けて、突貫工事の真っ最中でした。 以前、この東京モノレールの…

57歳の一人旅

今私は娘と孫と3人で暮らしていますが、どういう訳か、57歳の時に、伊東の海へ一人旅をしました。 というのも、本来であれば、家族みんなで海に行くはずだったのですが、娘の都合が悪くなり、旅行はやめよう、ということになったのですが、私は何故だか気が…

精神病院の鉄格子

人生にはよい想い出だけでなく、できることなら思い出したくない想い出というものがあるものです。 私の場合は、これが多すぎて、時々胸が苦しくなることがありますが、そんな経験をくぐり抜けて来たからこそ、今の平穏な暮らしがあるのであり、今もし私と同…

美とは何だ?!

昔、時間のある時に、岩波文庫で、カントの『純粋理性批判』というのを読みました。 ただし、とても難しくて、半年かかって、やっと4分の1を読み終わったに過ぎません。 内容的には、「先験的感性論」という部分で、ここに先日お話しした、認識のコペルニク…

百合ちゃん、優しさの温もり

生後半年後のことを覚えている、と言って兄にたしなめられた、と書きましたが、これもまた、私の中のとても古い記憶です。 私が幼少の頃、私の家の近くに、島崎さんという、母娘二人だけで暮らす家庭がありました。 娘は百合ちゃんといって、その当時十代後…