ナイチンゲールは3度神に会った!?
近代看護の創始者として有名なナイチンゲールは、生涯に3度神に会ったと言われています。
神に会うとはどういうことなのか?
それは仏教でいう、悟りのようなものなのか、違うのか?
釈迦は35歳のときに、樹下正覚と言って、悟りを拓いたとされています。
そして死の直前の80歳の時に、もう一度悟りを拓いたというのが、冨永半次郎先生の説です。
神に会うと言い、悟りを拓くと言い、それでは一体どんな神と会い、何を悟ったのかというと、詳しい内容については触れられていません。
唯一手掛かりになるのが、冨永先生の五蘊観というものですが、これについては改めてじっくり考えてみたいと思います。
カントの考えを敷衍すると、おそらく神は我々の周りに遍在し、それを見る能力を持った者だけが、神と会うことができるのかもしれません。