いとこ6人のうち、生き残ったのは一人
もうすぐ3月11日ですので、それに関連した話題を一つ。
私の父と母は共に福島県相馬市の出身で、共に同じ苗字でした。
つまり、次男坊だった父は見込まれて、親戚の家に婿に入ったというわけです。
私は兄弟も多いのですが、いとこも福島に6人おりました。
こちらも、いとこどころか、自分の身の回りの片付けでてんやわんやでしたから、いとこのことなどすっかり忘れておりました。
ところが1か月し、2か月し、となって落ち着いて来ると、田舎の状況が心配になって来ました。
ですが、連絡を取る術がありません。
田舎との連絡係だった三兄も前年に亡くなっており、田舎からも連絡の取りようがありません。
ようやく三兄の兄嫁のところに連絡があったのは、その年の暮れのことでした。
いとこ6人のうち生き残ったのは、病院に入院していた一人だけだそうです。
何もないから来なくていいと言っていたそうです。