71歳で初婚、幸福な晩年でした!
数年前に亡くなった私の姉は、71歳で初婚でした。
丁度私も今の奥様と再婚したばかりでしたので、それじゃあ、合同でお披露目会をしようということになり、中野のサンプラザで親類縁者一同が集って、宴を開きました。
姉のお相手はもちろん再婚でしたが、私も3か月だけ通ったことのある、城南第二小学校の校長を勤められた人でした。
そのあと、何度か姉の新居に遊びにも行きましたが、溝の口の息子夫婦と一緒に住むことになって、音信が途絶えておりましたが、季節ごとの挨拶状で、幸せそうな暮らしぶりが窺われました。
それが、今から数年前、姉の訃報が伝えられて、溝の口に行ってみると、感じのいい息子さんと、優しそうなお嫁さんが、私を本当の家族のように出迎えてくれました。
旦那さんはもう、どうしたらいいかわからない様子で、ただただオロオロしていました。
息子さんの話だと、すでに千葉の御宿に二人で入るお墓を買ってあるということで、我が姉ながら、なんと幸福な晩年なんだろうと思いました。
その葬儀のあと、息子さんから連絡が来て、姉が亡くなってから、1か月もしないうちに旦那さんも亡くなったということです。
姉は享年84歳でした。