arasan1951’s blog

69年間の人生の叡知!森羅万象に物申す

木造校舎のゲタの音

今はもう、夏場でも下駄を履いている人をあまり見かけなくなりましたが、私の若い頃は結構多くの人が下駄を履いていました。

早稲田大学に通っていた頃は、生協にも下駄が売っていて、そこで買った下駄を履いて、よく大学に通ったものです。

いざ実際に履いてみると、これが非常に快適で、特に夏場の暑い時には、革靴と違って蒸れないし、ゴム草履と違って足に貼りつかないし、とても重宝しました。

ただ一つだけ、音が大きいのが玉に瑕でした。

それと、満員電車では、気を付けないと、ハイヒールに踏まれて怪我をしますので、注意が必要です。

生協で売っているぐらいですから、早稲田の多くの学生が下駄を履いて学校に来ます。

当時文学部は二階建ての木造校舎だったので、下の階で授業を受けていると、突然上の階から、ガラガラと下駄の音が聞こえて来ます。

時計を見ると、終業までまだ15分以上あるのですが、先生は「本日はここまで」と言って授業をやめてしまいます。

後で確認すると、二階の授業はだいたい人気のない授業でなるほど、それで15分以上も前に終わってしまったのか、納得がいきました。