大動脈瘤破裂の壮絶!
今日は私の三兄の話です。
私の長兄、次兄、三兄の3人は、戦前の朝鮮、今核開発で有名なニョンビョン(寧辺)で生まれました。
三兄は独立心旺盛で、男義に溢れ、弟たちの面倒もよく見てくれました。
20代で独立し、鶴見で土木会社を立ち上げ、日本石油と直接取引するまでに会社を育て上げました。
ある時、鶴見で夏祭りがあると言うので、娘を連れて遊びに行くと、会場へ行く道筋に、暴走族がたむろしておりました。
三兄は一言、「どけ」と言うと、暴走族がサッと引いて道を開けてくれました。
その間をすり抜けるようにして通ったのですが、三兄は堂々として、暴走族を睨め付けるように肩で風を切って歩いて行きました。
それを見て、男の度胸とは何か、この目で見た気がしました。
その三兄が大動脈瘤破裂で倒れた時、手術室に入る前に、兄嫁に向かって、俺は大丈夫だから、後を頼むと言ったそうです。
まさに昭和の男ですね。